私は申し訳ないですが、行政・お役人は信用していません。
もちろん、国のため国民のために身を粉にして働いてくれている人たちはたくさんいます。
森友問題では、公文書を改ざんしてしまった人がみずから命を絶ってしまいました。
誠実な人が耐えきれない社会…浮かばれない社会…

お役所は縦型社会…
上が腐ればみんな腐る!
このコロナ禍でも利権・利権・癒着・接待…右を向いても左を見ても…嫌になります。

まあ、それは置いておいて…
もう10年以上前のことですが、私の身に起きた事実をお話しします。

2006年に「有機農業の推進に関する法律」というのが衆議院で可決されました。
まあ、世界レベルで化学農薬の規制が厳しくなる中、日本でもそういう動きに遅れるわけにはいかないということでのことなんですが…
ウチのバラ苗生産も農薬をふんだんに使った慣行栽培から無農薬栽培への切り替えに四苦八苦していたので、ちょとぶつかる時期でした。

でね、JAS有機というのができたんですよ。
まあ、ハッキリ言っちゃとイメージとしては銭の亡者たちが集う場所みたいな…

有機栽培というのは、人間への健康、自然・生態系保護を目的とするものなんですが…
まあ、利権・利権・利権…
世界レベルで日本の農業の安全性に取り組むべきなんですが…
まあ、利権・利権・利権…

アホらしくて、ウチは興味も持たなかったですね。
でも、そう考えた農家さんは多くて、今ではJAS有機農家よりもそれ以外の有機農家のほうが圧倒的に多いです。

あっ、JAS有機をやっている農家さんが銭の亡者ではないですよ。
群がる人たちのことです。

そんなアホらしい日本の有機栽培の中で設定されたのが特定防除資材です。

登録された農薬以外でも、世の中には植物の病気対策や害虫対策で使えるモノはたくさんあります。
それを特定防除資材として農水省が指定し、JAS有機で使えるようにするという制度でしたが…

まあ、期待通りでした!利権・利権・利権…

一番可哀想だったのは木酢液や竹酢液ですね。
誰もが「木酢液は間違いなく指定されるだろうね!でも、木酢液には献金できるほどの業者もなければ、天下りできる業者も無いからなあ…」
なんて冗談で言っていたら、本当に指定から外された。

木酢液はねえ、随分と前から無農薬栽培で使われていたんですよね。
昔は無農薬と言えば木酢液というぐらいでした。
そして、ネットの掲示板では大手農薬会社が木酢液に対して嫌がらせをしていたという…
使う人はとても多かったのにとっても不遇な道を歩まされた木酢液です。

でもねえ、特定防除資材から外されるとは思ってもみませんでした。
理由は行政お得意の「安全とは言い切れない」ですね。
高濃度のホルムアルデヒドが検出されたとしていますが、それなら基準値を設ければ済むこと!
でもね、それなら登録農薬にしろ!と…
言いかがりをつけて認めない、後で検討すると言ったままずーっと放置!
放置プレイって行政の十八番なんですよねえ!

ねっ、次亜塩素酸水も同じでしょ(*^▽^*)
これが行政のやり口です。

でもね、それはまあ国民の安全を考えてのことだと、まあ無理矢理にでも納得はできるかもしれませんが…

結局、特定防除資材に指定されたのは重曹・食酢・次亜塩素酸水・エチレン・天敵

栽培技術を持っている人ならすぐわかります!

利権やんけ!

だから、JAS有機から離れる農家さんがさらに増えたんですね。
JAS有機をやったって、メリットは袋に「有機」って書けるだけなんで…

重曹にしろ食酢にしろ次亜塩素酸水にしろ、特定防除資材になる前から使っている農家さんは使っていたんですよね。
じゃあ、なんのために特定防除資材になったかというと…
重曹会社、食酢会社、次亜塩素酸水会社のためです。

でね、他のモノも特定防除資材にしてもらおうと銭の亡者達がワラワラを寄ってくるわけですよ。
農業資材って、数が出るから儲かると考えてのことですね。

で…
特定防除資材はいつの間にか銭の亡者達が集う制度になっちゃったわけです。

次に指定されるのは焼酎あたりじゃないかな?(*^▽^*)

天敵はねえ、これは「自然や生態系を考えているんですよお!」のアピールでしょうね(*^▽^*)
天敵は生態系があってこその天敵です。
餌である害虫がいなければ天敵に意味はありません。
農薬で殺しちゃうから天敵を入れるわけで、農薬を使わないなら天敵は自然に存在します。

重曹はすでに農薬で使われていた成分で、わざわざ特定防除資材に引っ張り出してきたのはこれはイメージかな?
でもね、重曹は粉を溶かすので使い方次第の資材のところがあります。

食酢はねえ!
米酢なのか梅酢なのかリンゴ酢なのかバルサミコ酢なのか、よくわからないです。
でも、特定防除資材になった途端に食酢会社が「特定防除資材になりましたあ!」って喜び勇んで商品化していましたね。
でも、食酢も木酢液も有効成分は酢酸です。
わかりやすく、「タノマイでっす!」って書いた方がいいんじゃないかな?

次亜塩素酸水は(塩酸又は塩化カリウム水溶液を電気分解して得られるものに限る)ですね。
わかりやすく、「ホシザキでっす!」って書いた方がいいんじゃないかな?

でね、それ以外は検討中でーす!と言ったまま一向に何の動きもありません。
いや、何かやってるのかな?わからないです。

でね、そういうJAS有機というのはあるんですが、真剣に有機栽培に取り組んでいるところは人間への安全性、自然・生態系保護を第一に考えているんですよ。
でも、そういうところは農水省から迫害されるわけです。

ウチにも農水省が来ました。
かなり言い合いになって、「行政指導だあ!」って言われました。

ウチはバラ苗の有機栽培をやっています。
もうずっと無農薬栽培でやっています。
ユーザーには無農薬で育てたバラ苗を提供し、農場は天敵などわざわざ入れなくても生態系が出来上がっています。

ウチのユーザーである農家さんやガーデナーの方々にも有機栽培を実践してもらっています。
もちろん、JAS有機ではありません。普通の有機栽培ですね。

では、どうして行政指導されたかというと…
次亜塩素酸ナトリウムと有機酸による独自の方法で生成した次亜塩素酸水を使い販売しているからです。

別にJAS有機じゃないんだから使ってもかまわないんですけどね。
日本には農薬取締法というのがあって、それを農水省がとんでもない解釈で農薬会社を守り続けてきたんです。

「植物への病害虫対策に使うモノは農薬でなければいけない!」

農薬というのは農業で使う薬のことです。
住宅地や公園の植物は農業ではないので農薬取締法には関係しないはずですが…

「植物を育てる行為はすべて農業と見なす!」

これ、冗談じゃなくて本当のことですよ!
だから、住宅地でも公園でも病害虫対策は農薬を強要されています。

でもねえ、時代はもうそうじゃないですよねえ(*^▽^*)
今は知らんぷりしていますよ。
ウチにも、もう何も言ってこないですね。ホシザキがこけたからかな?
次に言ってくるのは、アース製薬あたりがMA-Tでガーデニング進出のときぐらいかな?

行政が来るというのは、まあその裏で何かが動いたってことなんですよねえ。
私はそう考えています。

で…行政指導ということですが行政処分ではないです。
ウチの次亜塩素酸水は植物栽培では「除菌」ではなくて「洗浄」とすることで和解?になったんですが…
洗浄になったおかげで、野菜や果物を収穫後に洗浄できる唯一の洗浄剤になりました(*^▽^*)

でもね、そういうのは意に反するのでそういう売り方はしないですけどね。
あくまで有機栽培を実現するため、人々の安全性を担保し、自然・生態系保護を実現するための次亜塩素酸水として活用してもらっています。

そして、コロナ禍では利権・癒着・接待…

いい加減にせい!(`Д´)

MA-Tの動きはあまりにも不自然、不可解…
しかも、子どもたちがモルモット化している…

利権から動いたモノは、私はそういうのは成功しないと思っています。

本来なら、日本の農業は世界に誇る存在であるべきだと思います。
それが利権・利権でもまれて、挙げ句にはJAS有機はコケ、頑張る有機農家は独自で歩んでいる。
その独自で歩んでいる有機農家をJAが金にモノを言わせて虐める。

日本の有機栽培は企画倒れ、そして世界有数の農薬規制後進国に!

それでも踏ん張る有機農家がいます!
有機栽培、無農薬栽培とは行かないまでも、必死に人々の安全、自然・生態系保護に頑張っている農家があります。
国や行政、JAとはまったく違う動きです。
行政指導されようが、JAに集荷拒否されようが、それでも戦ってる農家があります。

私は幸か不幸か…
農業にもコロナ感染予防対策にも関わっています。

コロナ感染予防対策での次亜塩素酸水が受けている仕打ちは、農業で受けた仕打ちそのものです。

違いは、有機栽培だと応援してくれる人が多いってことぐらいかな?
慣行栽培の農家さんは反発することが多いですが…

一方、コロナ対策では変なアンチが多いということかな?
利権で仕掛けてくるアンチが多いですが、変なのもけっこういます。

共通しているところは、行政に虐められ、利権に虐められても、現場では支持されているということですね!
要するに、支配側と現場はすでに大きくアンマッチなんです。
それを支配で強要できるのは学校とかの公的機関だけですよね。だから、MA-Tは学校を狙い撃ちしてきたんでしょうね。
子どもよりも利権…悲しいことです。

私は申し訳ないですが、行政・お役人は信用していません。

まあ、他にも色々あったんで…

でもね、私は政治家もお役人も既得権益も総意ではないというのも信じています。

農水省はあまりにも既得権益を大事にしすぎていますが、このままでは日本の農業はダメだ!とか農薬規制を強めないと世界で通用しなくなる!とか、自然や生態系をこれ以上壊してはいけない!とか…

そう考えている人も絶対にいるはずです。
そういう人たちに期待して…若い人たちが純粋に頑張れる時代になるのを期待して…

まあ、誰に何を言われようが現場は現場!
私は現場で結果を出すことが使命であり役割でもあります。