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無農薬栽培は複合技なので、農薬の代わりとしてピキャットクリアを使用して、ただ散布しておけば病気が直ったり、虫を防ぐことができるというわけではありません。

効果をしっかり出すためには、ピキャットクリアの特性を理解して、効くようにする事がある程度必要です。

ピキャットクリアの強い除菌力と、酢酸成分による抗菌力、そしてピキャッシュにしたときの物理的効果は、農薬に頼らない栽培を頑張るあなたの味方になってくれる事は間違いありません。

病気

効果がある

うどん粉病

うどん粉病定期的にピキャットクリアを撒布します。植物に直接だけでなく、広範囲に撒布して胞子を壊してしまいましょう。
湿度も上がり、効果的です。
菌層が厚くなっている場合は、罹病箇所を指で擦りながら、ピキャットクリアで洗うようにすると収束も早くなります。
窒素過多、カルシウム不足がうどんこ病蔓延を助長させます。
ピキャットクリアにはカルシウムを混ぜて散布するようにします。

▼バラ栽培でのうどん粉病への無農薬対処方はこちら

ベト病

ベト病ベト病対策は環境整備がとても大事です。
とにかく、夜に過湿にならないことが重要です。
マルチングはできる限り新しいモノに取り替え、マルチングも夜には濡れていないようにします。
葉っぱが混み合うとベト病が蔓延しますので、葉っぱの整理も効果的です。

とにかく風通しを良くしていきます。
つる性バラの場合は、誘引しなおしてでも風通しを確保してください。

また、過湿が大きな原因ですので過湿を改善する対策をおこなってください。

普段の除菌・洗浄は定期的に行いますが、ベト病が発生する場合は朝限定でおこないます。
夕方以降は葉っぱが濡れていないようにしていきます。

ピキャットクリアの散布は周囲も含めて広範囲におこないます。
陽の当たらない場所もしっかり除菌しましょう。

▼バラ栽培でのベト病への無農薬対処方はこちら

黒点病

黒点病黒点病は、ピキャットクリアのみでなく、総合技で様々な対策を重ねて対処していくことが大切です。

ピキャットクリアの活用法としては、強風を受けた場合雨が降った後は、菌を綺麗に洗い流してください。
付着した有機物や土埃りにも黒点菌は潜んでいます。
特に葉裏はしっかり洗い流しましょう。

マルチング材もしっかり洗い流します。
マルチング材は土の跳ね返りを防ぎますが、マルチング材自体に黒点菌が潜伏します。
このマルチング材を除菌することは、有機栽培では絶対にできない土壌消毒と同じ効果が得られます。

また、ピキャットクリアの定期撒布は黒点病が蔓延してしまっても続けてください。
植物体内への黒点菌の潜伏を阻止します。

▼バラ栽培での黒点病への無農薬対処方はこちら

サビ病

サビ病サビ病は高湿度や長雨で広がりやすくなります。
風通しを良くすること、出やすい季節には注意して葉をよく観察することが大切です。
病葉を見かけたら、即座に取り除き、その場に落としたりしないようにします。

ピキャットクリアは定期的に散布することと、雨の合間でもこまめに洗い流し、菌の増殖を防ぐ事が大切です。

根頭癌腫病

根頭癌腫病根頭癌腫病菌はバラ体内で増殖します。

感染が疑われる苗はピキャットクリアを株に吸わせて体内洗浄してから植え込みます。
感染・発症した苗を引き続いて育てる場合も体内洗浄して菌の存在だけは無くしておきます。

癌腫病に感染した苗を剪定ハサミで切ると、癌腫菌が含まれた樹液が剪定ハサミに付着します。
そのまま他のバラを切ると、切り口に癌腫菌を塗っているのと同じです。
非常に感染しやすくなりますので、作業する株が変わるときにはピキャットクリアをハサミに吹き付けます。

▼バラ栽培での根頭癌腫病への無農薬対処方はこちら

▼体内洗浄について詳しくはこちら

灰色カビ病

灰色カビ病灰色カビ病は湿度が低い場所ではほぼ感染せず、気温が高くなると自然に収束します。
灰色カビ病に感染しやすい品種もあります。
また、カルシウム不足や肥料過多で出やすくなりますので栄養管理もしっかり考えていきましょう。
ピキャットクリアの定期撒布で感染・発症は見られなくなります。
ピキャットクリアは花を傷めませんし、花も衛生的になります。

▼バラ栽培での灰色カビ病への無農薬対処方はこちら

効果がない

・土壌中に生息する菌やカビによる病気
・疫病

効果がある
店長

ピキャットクリアにスカッシュと入れて物理的防除を狙います。
定期撒布することで、孵化したての害虫を洗い流しやすくなります。
満月や新月の次の日を狙って撒布すると効果的です。

気門封鎖なので、直接液がかからないと効果がありません。
また、サッと霧がかかったようなくらいでは効き目はありません。体を液が包み込む位にしっかりとかけます。

スリップスなどは発生を目視する前から、しっかりと植物や周りの環境にも散布することで、初期から対処することが出来ます。

アブラムシはすす病の媒体になります。
芋虫系の虫食い跡は雑菌や黒点菌の侵入を許すことがあります。
除菌・洗浄する効果はここにもあります。

  • 小さめの芋虫
  • アブラムシ
  • カイガラムシ
  • ハダニ
  • スリップス
効果がない

・甲虫類
・大きくなった芋虫
・毛虫
・直接液がかかりにくい場所にいる虫
・土中の虫