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植物の洗浄
農場でのピキャッシュ散布の様子です。
ピキャッシュは洗い流すようにたっぷり撒くことと、軽装で気軽に散布して効果が出るということが、少しでも皆さんに伝わればと思います。
農場では、ピキャットクリア50ppmもしくは100ppm液にピキャットCaとスカッシュを混ぜて散布を行っています。
主に、曇りの日を狙い、なかなか日に恵まれない場合は、早朝か、気温の下がってきた夕方に散布し風通しを良くします。
葉の表裏にしっかりかかるように丁寧に散布します。
しっかりかかれば、ホソオビアシブトクチバの2cm位のものも、退治できます。
農場の台木も次亜塩素酸水のピキャットクリアで洗浄!
台木も農薬不使用で元気です!え?どこに台木が植わってるんだって?
草だらけなのは除草剤を使ってない証拠という事で…#バラ #次亜塩素酸水 #無農薬栽培 pic.twitter.com/BtZ4hop6UM
— てんちょー🌹ゆうきの園芸ショップ (@pcatrose) October 8, 2022
ピキャットクリア単体でハウス内を洗浄
ハウス内にいる菌を減らすために、新苗を置く前に毎年ピキャットクリア単体で洗浄を行います。
この際スカッシュは混ぜません。
ピキャッシュ関連のよくある質問
- ピキャッシュ散布の時はしっかりとした装備が必要ですか?
- 動画を見ていただくとわかるとおり、農場での通常作業スタイルとして、できる限り肌は出さない感じにはしていますが、マスクや手袋などはしていません。
しかし、スカッシュは農薬登録されいている展着剤ですので、ボトルに記載されている使用方法などは良くお読み下さい。
肌の弱い方や、アレルギーなどのある方は、特にお気をつけ下さい。スカッシュを混ぜない、ピキャットクリアのみの場合は、肌や体への負担はありません。
- ピキャットクリアに混ぜられるものは何がありますか?
- ピキャットクリアは、有機物と混ぜると急速に失活して効果が薄くなったり、思わぬ化学反応をしてしまうことがありますので、何かと混ぜて使用することは基本的にしません。
ただ、当店で確認できている、ピキャットCaとの混合、スカッシュとの混合は、殺菌効果を失わず安全に使用することができます。 - 全然虫に効果がみられません…
- A1.液が正しい希釈になっていない可能性
植物にも負担が少なく、一番効果が認められるのは、ピキャットクリア100ppmにスカッシュ1000倍液です。
ピキャットクリア50ppmにした場合、葉への負担はより優しくなりますが、スカッシュの効果は100ppmの時よりも劣ります。
(100ppmだとポロポロ死滅するアブラムシが、50ppmだと小さいものには効いて全体的な数が減る…程度の効果になります)
また、スカッシュが1000倍以下になっていても、効果が発揮できません。
スカッシュの原液は非常に粘着性の高い液ですので、数ミリで混ぜなければいけない量の場合は、計量器にスカッシュが残ってしまい、できた液が1000倍になっていない可能性が考えられます。
数ミリで混合する場合は、プラス1mlで計量して液を作ることをお勧めしています。A2.液が対象にしっかりかかっていない可能性
ピキャッシュは、窒息で虫を退治するものです。
ですので、しっかりと液が対象にかからないと、効果はありません。
たくさんスリップスが発生している花には、ピキャッシュを花に流し込むくらいの方法で、退治する必要があります。
また、オオタバコガなどの幼虫は、新芽の小さな葉の間や隙間にいることが多く、なかなか液がかかりません。
そういった虫は、目で見つけて捕殺してしまう方が早いでしょう。 - どれくらい間隔をあけて散布するものですか?
- ピキャッシュは、除菌水と展着剤ですので、一般的な化学農薬のような制限はありません。
ただ、展着剤の連続散布は葉への負担も大きくなります。
虫への効果を必要としない場合は、スカッシュを混ぜずにピキャットクリア単体で洗うように散布するだけでも効果があります。農場では、春以降、およそ1週間に一度のペースで散布を行っています。
- 薬害が出てしまいます…
- 葉へ何かを散布するということは、少なからず薬害症状を起こす可能性のある作業です。
薬害については、うりゃねこさんのバラの育て方の方でも、多く取り上げられている話題です。
こちらから一覧を見ることができますので、ぜひご参考にして下さい。
「薬害」に関する記事一覧また、品種的にどうしても相性の良くないバラも、中にはあります。
その場合は、ピキャットクリアだけの散布にして、虫にはガーディアンコートでの対応をオススメします。 - 黒点病が止まりません
- バラの黒点病は、黒い点を目視できたときは、葉にたくさん菌が入り込んで増殖している状態です。
ピキャットクリアを葉に散布するだけでは葉の内部にまでは入りませんので、そうなってからピキャットクリアの散布のみで黒点病を止めることはほぼ不可能です。黒点病は水を介して、葉の気孔から菌が入ります。
雨の後は爆発的に菌が増えますので、まだ葉が濡れている状態でも構わずにピキャットクリアで洗浄を行うことが1番効果的です。
黒点病菌を減らすことが出来ます。
菌の数を減らすことができれば、バラが強く育っていれば、バラの体内にも入り込まれにくくなります。
また、黒い点が出てしまった葉が、きれいに元通りになることはありません。
菌を増やす元になりますので、病葉は早めに取り去りましょう。
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また、今後も随時良くいただく質問はこちらに追加していきます。