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農薬の危険性は「食」だけと思われていることがプロでもアマでも多いようです。
食の安全性については、厚労省のホームページをご覧ください。
食品中の残留農薬等について
市場に出回る作物は残留農薬基準値が設定され、国が安全を保証しています。
それ以上の安全を求めるかどうかは、それは個人の自由です。
私が農薬の危険性を訴えているのは、農薬曝露と環境破壊に対してです。
ピキャットクリア(次亜塩素酸水)をご使用の際は、是非とも意識していただければと思います。
農薬の曝露とは?
これは、農薬にさらされるということです。
食の安全は、作物に残留した農薬が胃液という強烈な塩酸の海を通って身体に吸収されます。
作物にわずかに残された農薬成分を食べて消化器官を通って吸収されたときの安全性を言っています。
一方、農薬散布している農薬を鼻から吸ってしまったらどうでしょうか?
散布している状態の農薬の薬液は作物に付着している農薬など比べものにもならないほどの高濃度です。
また、口から入れば消化器官を通って吸収されますが、鼻から吸うと肺からダイレクトに農薬を吸収してしまいます。
農薬は口から入れるよりも鼻から吸うほうが何百倍も危険!
これを理解していない人がとても多いのです。
人が居る場所や人が暮らす住宅地で農薬散布されれば、飛散した農薬を吸ってしまうことになります。
とても危険なことで、食の安全どころではないのです。
小さな子供がバラの花に鼻を押しつけて嗅いでいるおぞましい光景…
綺麗なバラの花を子供達が鼻を押しつけるようにバラの香りを嗅いでいる…
子供だけではありません、お年寄りやペットたちもバラの花に鼻を近づけてクンクンします。
そのバラの花に散布したばかりの農薬が付着していたら…
バラの花は食用で売られているモノ以外には農薬残留基準値がありません。
バラ園は農薬散布しても休園しません。
さて、バラの花を嗅ぐことは安全と言えますか?農薬に曝露していないと言えますか?
おかしく思いませんか?
バラ園はバラの開花が始まると1~2ヶ月はずっと開園されています。
その間は農薬散布されていないのか?
食品ではないから農薬の危険性を考えないというのは大きな間違いなのです。
ガーデナーが体調不良を起こす
「バラは無農薬では育ちません」
バラを庭やベランダで園芸として育てているガーデナーは農薬使用を強いられていました。
今は住宅地での農薬適正利用は実質的には無理なのですが、ホームセンターではガーデニング用の農薬が平然と売られています。
この矛盾はずっと見て見ぬフリされています。
農家は農薬散布の際は防護服に防護マスク、防護メガネをして農薬散布します。
ガーデナーでそれがされていることはまずありません。プロを真似るなら、まずは防護です。
多くのガーデナーが体調不良を引き起こし、苦しみました。
農薬を飛散させないドリフト対策ができていない…
田舎に住んでいると、風向きによっては農薬の臭いがします。
農薬の臭いがするということは、臭い成分だけが飛んでくるわけではなく、農薬そのものが飛んできています。
田舎の田んぼ道を犬と散歩していると、突然犬がのたうち回り泡を吹く経験をすることがあります。私は3回あります。
通学路で平然と除草剤が散布されています。除草剤を散布したら立ち入り禁止のはずです。
農薬散布の安全性は、国土が狭く農地と住宅地の距離がとても近い日本、道路がめっぽう多い日本ではとても難しい問題です。
ですが、農薬の曝露は何事にも優先して避けなければいけません。
農薬の自然破壊は?
これは否定する人はいないと思います。
慣行栽培の畑と有機栽培の畑では圧倒的に生き物の数が違います。
これについては、ここでは触れません。