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農薬は病害虫防除にとっては絶対的な存在です。
殺菌剤は菌に対し強い毒性で殺菌し、殺虫剤は動物に対して強い毒性で殺虫していきます。
また、農薬の大半は残効性を持たせてあり、毒性効果が持続するようになっています。
一方、ピキャットクリアは菌への破壊力は相当なモノがありますが、高い安全性と引き替えに残効性は全くありません。
害虫に対してはスカッシュを混用した弱めの気門封鎖のみ…
武器としては農薬のほうがよほど強力で効果的・効率的ではあります。
ところが、ピキャットクリアが農薬を凌ぐ高い効果を発揮することもあります。
ですから、これを利用する農家も増えてきています。減農薬化だけではないピキャットクリアならではの効果があります。
農家が利用するのは以下のようなことです(一部をご紹介)
常用することで出なくなる害虫がいる
ピキャットクリアにスカッシュを混入する「ピキャッシュ技術」で病害虫にアプローチできます。
アブラムシや小さい芋虫類などは簡単に気門封鎖していきます。
そして、これをシーズン前より定期的に散布していると厄介なハダニやアザミウマが出なくなる事が多くあります。
出現してから防除しようとしても収拾させにくい害虫も、定期的にやっていると姿を見せなくなります。姿を見ても増えない…
アブラムシ、小さい芋虫
にアプローチ
ハダニ、アザミウマ
にアプローチ
特にハダニは見なくなったという声が圧倒的に多くなります。
殺ダニ剤が効かなくなり、ハダニ対策だけでかなりの農薬コストになりますので、活用する農家が増えています。
糸状菌の胞子を壊しておくという新しい発想がある
植物の地上部に出る病気のほとんどが糸状菌によるモノです。
うどんこ病、黒星病、ベト病、炭疽病、サビ病、すす病など、すべて糸状菌(カビ菌)によるモノです。
それに対し、農薬は植物に殺菌剤を散布して対処します。
しかし…これには大きな欠点があります。
これを克復したのがピーキャット流有機栽培、ピキャットクリアです!
糸状菌に感染した植物をいくら殺菌しても、すでに多くの胞子が空気中におそろしいほど浮遊しています。
また、浮遊した胞子は様々なところに付着し、風が吹いたり人が通っただけで胞子はまた舞い上がります。
この胞子が次々と植物に付着し発芽し感染させるので、いつまでも殺菌を続けなければいけなくなります。
この浮遊する胞子やいろいろな場所に付着している胞子を壊してしまえばいかがですか?
これをやっているのがハウス丸ごと洗浄です!
いくら菌糸を壊し続けても胞子はなかなか壊れません。
これは雑草を想像してみてください。
いくら草刈りしても、草のタネがいっぱいあればやがて発芽し、また草が生えてきます。
胞子を壊していく発想を持てば蔓延時期でも抑えやすく、病気が出ても軽微となります。
益虫を生かすことで害虫が寄りつかなくなる
生き物にとって一番怖いモノは天敵です。
益虫が害虫を食べるのはご存じだと思いますが、益虫が多くいれば害虫はその近辺に産卵しなくなります。
そして、益虫が存在していない安全なところで産卵します。
害虫被害の多くは、産卵され孵化した幼虫によって食害されることです。
産卵させないことと、産卵された幼虫をいち早く気門封鎖で殺すこと。
ピキャットクリアにスカッシュを混入したピキャッシュは、益虫を殺さず小さい害虫(幼虫)を気門封鎖させます。
常用することで自然に害虫を忌避させ、害虫を増やしません。
植物体内を洗浄することで厄介な病気が!
植物の体内に潜伏し増殖する病気があります。
バラ科では根頭ガンシュ病、野菜などではフザリュームや青枯れ病、アブラナ科では糸状菌の根こぶ病があります。
体内に侵入、潜伏されてしまえばもう手が出ませんので破棄することになります。
ですが、体内の病原菌を死滅させられれば破棄する必要はありませんし、他への感染も許しません。
これを実現させたのがピキャットクリアです!
ピキャットクリアの体内洗浄技術で、今まで不可能と言われていた病気対策ができるようになりました。
衛生管理が作物を長持ちさせる
農業においても「衛生管理」を考える現場が増えてきました。
また作物を腐食させず長持ちさせるには、作物やトレイ、コンテナ類に付着している腐食菌やカビ菌の胞子を壊しておきます。
そうすることで、腐食やカビを防いでいきます。