「次亜塩素酸水を使って酷い手荒れが起きた!」

安全濃度とpHであれば、次亜塩素酸水による刺激はありません。
本当に起こったのであれば、塩素過敏や化学物質過敏なので医師に見てもらってください。

ただ、手荒れというのは起こります。
これは手荒れのメカニズムを知っていればわかることです。
私は皮膚科の先生に私の認識が間違ってないか見てもらいましたが、全く大丈夫とのことでしたので解説します。
でも、本来は医師の方に解説してもらってください。

手荒れというのは3つで考えてください。

ひとつ

手が濡れて乾燥する際に手の皮膚の細胞の水まで奪われて起こります。
空気が乾燥している冬によく起こります。
これは水道水でも川の水でも起こります。

ふたつ

手指の皮脂がなくなって手指の皮膚が守られなくなって手荒れを起こします。
お風呂で身体を洗うと皮脂が取れて皮膚が突っ張りますよね。
これで皮膚が露わになって、皮膚の細胞の水が奪われて手荒れが起きます。

みっつ

薬品による細胞への影響です。
これが顕著に起こるのが次亜塩素酸ナトリウムです。
強アルカリ性物質は細胞を壊します。次亜塩素酸ナトリウムが手に付くとヌルヌルするのは、あれば皮膚の細胞が壊れるからです。
これは塩素による影響ではなく、強アルカリ性によるものです。

大きく3つに分けると、こんな感じです。
でも、詳しくは皮膚科の医師に聞いてくださいね!
もっと詳しく、もっと的を得て解説してくれると思います。
私の解説はあくまで参考程度に…

ひとつめとふたつめは、次亜塩素酸水でも起こります。
アルコール消毒液でも石鹸でも起こります。

みっつめは、これが起こるものを手指に使うことは当然ですがしないですよね。
(特殊な過敏症の方を除く)

アルコール消毒液が手荒れしやすいのは、揮発性によるモノです。
揮発するので手の皮膚の細胞の水まで奪いやすくなってしまいます。
次亜塩素酸水は揮発性を持たないので手荒れしにくくなっています。

手荒れには保湿クリームを使うのがとてもオススメですが、保湿クリームを使えない現場もあります。
手荒れ対策で次亜塩素酸水を愛用されている現場はたくさんあります。