今回、北里研究所の花木先生という方とTwitterでやり合いをしていて、例のごとく相手がブロックしてきましたが…
これがねえ、日本の弱さなんですよねえ…
それを絵に描いたような事だったので、ちょっと記事にしてみました。
この花木さんってイベルメクチンを推奨していて、コロナの後遺症の問題とか空調の有用性とかも言っていて…
現場の私とも考え方がとても近いところにあるのは皆さんもご承知だったと思います。
イベルメクチンに関しては、花木さんを悪く言う人たちと言い合いもしていたんですよね(*^▽^*)
ところが!
今回は花木さんが暴走しちゃった!
その事の発端がこれです。
たったこれだけで、完全に信じ込んじゃってとんでもないことを言いだしました。
感染経路には空気感染・飛沫感染・接触感染というのがあるんですが…
飛沫がテーブルに落ちて、そのテーブルを指で触って、その指を口に持っていったら、これは何感染?
花木さんはこれを飛沫感染だと思っていたみたいです。
でも、私は飛沫感染というのは直接飛沫が口から入ったり目に入ったりすることだと考えています。
指に付着してのことなら、私は接触感染だと考えます。
現場は飛沫感染と呼ぼうが接触感染と呼ぼうが関係なく、飛沫対策はダイレクトに飛んでくる場合もあればテーブルや椅子の落ちてから来る場合もあります。
ですから、飛沫対策としてもこまめな消毒・除菌は欠かせません。
なのに、どうして消毒や除菌を取り上げるようなことを花木さんは平気で言うのか?
すでに現場では、消毒・除菌はもちろんのこと、今では空調の見直しまでやっている現場が出てきました。
現場はコロナ感染予防をしっかりと考えています。
なのに、感染症の基本である消毒・除菌をないがしろにして何を優先しろというのか?
現場ではサッパリ理解できません。
空調メーカーと繋がったのか?
なんて悪態をつく人もいますが、そういうことではなく今回は花木さんが暴走しただけだと思います。
現場がわかっていないのは明白ですので、なにとぞイベルメクチンに特化して頑張って欲しいと思います。
「餅は餅屋」という言葉があります。
とにかく、日本の専門家は専門外に出ては弱さを露呈してしまいます。
研究者が現場を理解できてないことは、これはいつものことです。
でも、だからこそ研究者は現場を知りたがります。そして、私のような現場の人間が研究者に情報を提供しています。
私みたいなろくでもない奴とお付き合いされている医師や科学者の方々は、皆さん私が現場で得ている情報が欲しいだけ…
じゃないかなあ(*^▽^*)
CDCからの情報も、あれで現場の消毒・除菌と結びつけることができないのは現場なら誰しもが理解できます。
感染確率は感染機会や感染時間で大きく変わります。そして、その感染機会や感染時間は現場しか情報を持っていません。
1万分の1の確率という数字は、感覚的には感染はまずしないと捉えがちですが、もちろんそんなことはありません。
1日のウチ、感染機会が10回あれば1万分の1が千分の1になります。10日なら100分の1になります。
感染時間が長いと100分の1が10分の1になります。感染しやすい人はさらに…
1万分の1という数字を鵜呑みにできるほど、現場は甘くない!
なのに、いきなり消毒や除菌が不要とか、現場を無視して掃除は1日1回など言ってしまうわけです。
誰かが止めないとヤバいですよね?
それを私が止めようとしたまでです。悪者扱いみたいですが…
結局は相手がブロックしてきましたが、それでも止まるならそれでいいですし、止まらないなら誰かが変わって批判を続けてください。
ただ…
おそらくですが、花木さんは早い段階で自分の過ちには気づいているはずです。