あまり行政を批判しすぎるのは良くないのですが…
「ヒタヒタの80ppm」がどれだけ悪影響を及ぼす印象操作だったのかというのを知ってもらわないと…
消毒・殺菌・除菌は薬剤の濃度が大きく関わります。
この濃度は、菌やウィルスに接触する「曝露濃度」になります。
「噴霧はヒタヒタの80ppm」、「掛け流しは35ppm」
これ、経産省管轄のNITEが出してきた次亜塩素酸水の効果濃度です。
まあ、実際には検証すらしていないデタラメなんですが…
もうひとつ、隠された大きな事実がありまして…
スプレー噴霧…一般家庭など
掛け流し …食品加工工場など
食品加工工場まどは、普段からしっかり衛生管理されています。
塵やほこりもなく、綺麗さを保っているところです。
だから、こういう場所では50ppm以下でも菌やウィルスに濃度を落とすことなく曝露させることができます。
一方、一般家庭などは綺麗に見えていても、やっぱり塵やほこりはたくさんあります。
菌やウェルスに曝露する前に濃度を落としやすいので、濃度を高めて使用します。
「噴霧はヒタヒタの80ppm」と「掛け流しは35ppm」は、そういう除菌場所の違いというのもあるんですね。
これは他の場面でも同じ事が言えます。
次亜塩素酸水の空間噴霧も、塵やほこりが舞っていない場所でするのとそうでないのとでは使用濃度を変えます。
人が居ないと塵やほこりは舞っていないので濃度は下げられますが、そうでなければ濃度は上げないと効果は出ません。
テーブルを拭くとかも、そういうことも考慮しながら濃度を決めます。
次に、除菌したい物が「暖かいか冷えているか」でも効果が変わってきます。
冷えている物にシュッシュとしても効果は薄く、暖かいほうが効果は高まります。(熱いは論外)
室内の温度が低いとミストが対流しにくく下に落ちてしまうので、濃度は上げないと効果が出ません。
室内が暖かいと空気がしっかり対流しますので、濃度が低くても効果が出せます。
こういうことをいろいろ考慮して濃度を考えていきます。
次亜塩素酸水は安全を担保して使っていくので、もちろん濃度が低い方が安全が高くなるのでそうします。
でも、効果と安全は反比例しますのでこれも加味していきます。
より効果的に!より安全に!
これを高いレベルまで求めていけるのが次亜塩素酸水の優れたところです。
濃度を100ppmを上限として、いろいろ考えていきましょう!
スプレーは50ppmと100ppmの両方を常備しておくことをオススメします。
ピーキャットスタッフは、冬場は携帯用のスプレーを100ppmにしています。
今は冬なので、外で使うのは「冷えている」と考えてのことです。