「植物栽培で次亜塩素酸水を使おうと思ったきっかけは何ですか?」
という質問をいただきました。
とっても長い話なので、こちらで書かせていただきます。
一昔前、日本バラ会のホームページのトップページにこう書いてありました。
バラは無農薬では育ちません!
今の時代なら「ふざけるな!」と言われそうなことですが、実はこれは10年ちょっと前の話です。
バラは病害虫にやられやすく、昔は農薬を散布し農薬漬けで花を咲かせるのがバラ栽培の普通のことでした。
当時、私も昔は農薬の危険性がよくわかっていませんでした。
だから、バラ苗生産ではタップリとタップリと、農薬漬けという表現がピッタリな栽培をやっていました。
もちろん、農薬の害の話は耳にはしていました。
自然が壊れ、生態系が壊れ、農薬に苦しむ人たちのことも知っていました。
でも、その当時はある程度は勉強したものの、本気で取り組む気にはなっていませんでした。
今では愚かだったと反省していますが…
その私の目を覚ましたのは、子どもたちでした。
ウチの農場に遊びに来ていた女の子が、バラの花に鼻を近づけてにおいを嗅いでいたのです。
これ、何も知らないのであれば微笑ましい光景ですが…
実は、このバラの花には私が朝からタップリと農薬散布しています。殺虫剤は有機リン系…
このとき、私はまさに血の気が引いて卒倒しそうになりました。
もしかして、バラ園は?イチゴ狩りは?
はい、書かないですがご想像の通りです。
小さな子どもたちが鼻を近づけ、口にほおばります。これが日本の事実です。
これからです、私が真剣に有機栽培・無農薬栽培に取り組みだしたのは…
当時(15年ぐらい前)は有機栽培とか無農薬栽培ってすごくマイナーで、やっていたら変人扱いされるほどでした。
他のナーセリーからは、「金儲けで無農薬とかやっている!」って…
なんか、今の次亜塩素酸水批判と同じようなことが言われていました。
で、その当時は無農薬をやろうにも知識も情報も実績も何も無かったんですよね。
お伽話みたいなのはありましたけど…
だから、ありとあらゆる手と物を使っていろいろ研究しだしたんです。
次亜塩素酸水を使うというのは最初は全く無かったんですね。当時は存在も知らなかったです。
で…
あるきっかけで次亜塩素酸水を知ることができて、そしていろいろ研究していたら…
植物の病気は大半が糸状菌ですが、この糸状菌に次亜塩素酸水はすこぶる効果が高いというのがわかりました。
そこからはいかに次亜塩素酸水を活用できるか、いろいろ研究しました。
が…
上手くいかないんですよねえ…次亜塩素酸水は魔法の水なんかじゃなかった…
バラ苗生産は農業の病害虫対策でもかなり難易度が高い部類に入ります。次亜塩素酸水ではまったく足りない…
でも、諦めたらそこで終わる!
ということで、ここからは昔気質の根性物語ですね。
バラ苗生産が上手くいかなくても、執念で無農薬栽培をやろうと決心しました。
ところが…
「お宅のバラ苗は本当に育てやすい!」、「花の香りが格別!無農薬ってすごいですねえ!」って…
ユーザーから褒めてもらえるようになって、そこからはとにかくバラ苗生産の無農薬化、ガーデナーの方々にも無農薬化してもらえるように着実に進めていきました。
どうしてバラの花を咲かせるのか?それは花と触れ合うため!花で遊ぶため!
この原点をプロである私が忘れていた…
バラ苗を提供するんじゃない!バラの花との出会い、ふれあいを私たちは演出するんだ!
と…
汚い田舎のおっさんですが、こういうのだけはしっかりきれいにできたなあと(*^▽^*)
あとは綺麗な女性スタッフに任せていますが…
で…
次亜塩素酸水の植物栽培での活用は、巷にある技術では不可能!
葉物や根菜ならできても、実物や花卉では結果は出せない!
バラ栽培なんて次亜塩素酸水は屁の突っ張りにもならない!
だから、全部ウチで創り上げました!
次亜塩素酸水も他とは違います。活用方法も違います。栽培技術も違います。
その結果、ウチのバラ苗生産はどこよりも高品質のはず!そして無農薬化、有機栽培を実現させています。
(値段はちと高いかな?)
ウチのユーザー、農家さんやガーデナーさんも次々と有機栽培、無農薬化を成功!実績を積んでくれています。
植物栽培での次亜塩素酸水活用の経緯はこんな感じです。
最初は子どもたちを化学農薬から守るためでした。
そして、そうこうしているうちに…
次亜塩素酸水を活用すると、農場には農薬を使っていたら存在しない生き物たちがたくさん現れ出したんですよね!
農薬使用時には害虫しか見なかった農場ですが、無農薬で次亜塩素酸水の活用だと益虫や貴重な昆虫まで見るようになりました。
自然・生態系保護は次亜塩素酸水活用での思わぬ賜物だったわけです。
そして現在に至る!
今はコロナ感染予防対策にもウチの次亜塩素酸水が顔を出すようになりました(*^▽^*)
これが正直な経緯です(*^▽^*)
最初は小さな女の子を化学農薬から守るために始まった植物栽培での次亜塩素酸水の有効活用!
これが今は自然・生態系保護に繋がってきています。
そして、人間の感染症予防対策にまで伸びてきて…
昨年のコロナ騒動にぶち当たったわけです!
そうしたら、次亜塩素酸水はあたかもコロナ対策で出てきたかのごとく言うアンチが次々現れだして…
違うって!最初は小さな女の子を守るためなんだって!
こういうのが届いてくれる日本であると信じてはいるんだけどねえ…
聞こえてくるのは利権とヒステリックな声ばかりです…