MA-Tって、言うほどの効果や安全性なんて持ち合わせていないと思うんだけどねえ…
正直にそう思っています。
今現在でわかっていることや想定のみで比較すると…
ちなみに、行政がやっていることは利権と癒着の塊なので信じない方が賢明ですね(*^▽^*)
現場目線で使い分けを書いてみます。
失活期間が長いのがMA-T
3年間は失活せずに持つそうです。
どういう条件で3年間は何も書いていないので、紫外線に当てたり30℃以上の熱に当てたりしてテストはしてみます。
これは大きなメリットですね!
次亜塩素酸水は消費期限が常温だと3ヶ月程度ですから流通させにくい商品でした。
スーパーなどで陳列される商品としては、次亜塩素酸水よりもMA-Tのほうが優れていると思います。
ただ、次亜塩素酸水も100ppmだと3ヶ月は優に持ちます。冷蔵保存だと6ヶ月以上は持ちます。
ですから、保存性というよりも流通性ですね!
希釈・詰め替えは次亜塩素酸水!
MA-Tは透明・無臭・刺激ゼロということなので、薬液の取り扱いがとても難しいですね。
しっかり管理しないと、水と間違えて他のモノと混ぜてしまったり誤飲したりの事故が強く懸念されます。
MA-Tが希釈して使えるのかどうかは知りませんし、そういう使い方はまったく言っていないようです。
詰め替えは薬剤の取り間違えが多発するのでふさわしくないですね。
次亜塩素酸水は塩素の臭いがするので取り間違いの事故は少ないですが、それでも幼児やお年寄りが誤飲しないように気をつけています。
MA-Tであれば誤飲して当然ぐらいに考えるべきですね。
希釈・詰め替えは次亜塩素酸水にしましょう。
費用対効果は雲泥の差!
MA-Tは、ちょっと高価ですねえ…
100ppmでこの価格は、費用対効果の出ない現場が大半になると思われます。
一方、次亜塩素酸水は現場で産まれたモノですから費用対効果は抜群です!
MA-Tはどういう提供の仕方があるのかよくわかりませんが、費用対効果で用途はかなり限られると思われます。
ノロウィルス対策に使えるのか?
現場からすれば、MA-Tの価格と量では費用対効果が出ないかな?
ノロウィルスは嘔吐物にも除菌するので、かなりの薬液量を使います。
濃度調整して使えるのが次亜塩素酸水
MA-Tの効果はまだよくわからないのですが、ノロウィルスの場合は100ppmで事足りるのか?という疑問もあります。
次亜塩素酸水の場合は、ノロウィルスの感染リスクが高いときは200ppmで使う場合もあります。
植物栽培では、30~100ppmで使いますし、日常でも20~200ppmで濃度調整して使っていきます。
MA-Tでそういう使い方ができるのかどうかはまだよくわかっていません。
効果はさほど変わらないはず(*^▽^*)
ラジカルでもマジカルでもいいんだけど…魔法の水だからマジカル?
想定するに、差があるとしてもMA-Tがシュッシュなら次亜塩素酸水はシュッシュッシュ、MA-Tがシュッシュッシュなら次亜塩素酸水はシュッシュッシュッシュでいいんじゃない?
でも、実質的な効果としては瞬発力は次亜塩素酸水の方が上!
残効性(効果が長い)はMA-Tといった感じですね。
でもね…
スプレー噴霧では瞬発力が大事!
薬液って表面張力で弾かれます。
そして、乾いたら終わりなので微細な粒子を飛ばすスプレーだと残効性はたいしたことない。
MA-T側の言うことが本当でも大差は無いです。
でも、理論的にはスプレー噴霧は瞬発力が必要です。
実質的な効果は来月やりますが、想定では大差ないし、噴霧のやり方次第でどちらが有利不利となるはずです。
安全性も差はないはずだけど…
これもまだテストしていないので想定にすぎませんが…
安全性に関してはMA-Tは数々の疑問があります。
なのに、いきなり学校への導入は気でも狂ったのか?
子どもをモルモット化するのは許せないですね。
MA-Tは水と取り間違う話はしました。
それと、菌やウィルスのみに作用することは絶対にありません。有機物に反応します。
これについては、MA-Tも次亜塩素酸水も同じです。
そうなれば、曝露の安全性は変わらないですね。
それと、残効性をまったく持たない次亜塩素酸水に対し、MA-Tはラジカル云々の残効性を謳っています。
そうなると、人体への影響が長くなり、自然や生態系への影響も懸念することになります。
曝露時間が長くなると、必ず効果と安全性は反比例します。
そうなると、次亜塩素酸水よりもMA-Tのほうが安全性というMA-T側の主張への疑問が大きくなります。
ただ、どちらも100ppm程度なので、言うほどのことでもありません。
使い分けでいいんじゃない?
MA-Tは流通が得意で次亜塩素酸水は流通が苦手…
ならば、一般家庭などに流通させるスプレーはMA-Tのほうが向いていると思われます。
ただ、一般家庭でも次亜塩素酸水はけっこう量を使います。
希釈タイプや詰め替え、自分で生成するなど次亜塩素酸水の使い勝手や費用対効果はズバ抜けています。
私が「MA-Tはファブリーズやリセッシュの市場を狙っているんじゃないか?」というのは、これが理由です。
スプレータイプの販売以外で、MA-Tが次亜塩素酸水に勝る点は無いと思います。
税金で運営している施設などは費用対効果は考えないので使うかもしれませんが…
民間だと使わないでしょうねえ…
だから、少量使いのスプレーはMA-T、それ以上は次亜塩素酸水というのが現場の選択になると思われます。