これ、掃除したことがない人が書いたモノだと思います。

下手な拭き掃除の仕方かな?(*^O^*)
ひとつずつ解説します。

汚れをあらかじめ落としておく

これはね、「洗浄」や「消毒」などではごく当たり前のことです。
自転車でこけて怪我して、汚れも落とさずに消毒だけされてもねえ…

あえて書く理由は次亜塩素酸水に悪い印象を持たせようとしているからです。
消毒・殺菌・除菌は汚れを落としてからは普通です!

元の汚れが酷いときは有効塩素濃度200ppm以上のものを使う

上記で「汚れを落としてから」と言っているのに、いきなり200ppmとは…
もし現場でこんなことをやったら怒られますよ!
濃度を上げればいいってものではありません。

菌やウィルスの脅威がある場合はまずは100pppmで全体噴霧します。
その上で洗剤などを使って洗浄します。
そして仕上げに消毒・除菌します。

上記も含めて、掃除の基本!

洗浄してから消毒・除菌!

汚れが酷いところに次亜塩素酸水をシュッシュシュッシュしている姿を想像してみてください。
シュッシュシュッシュと、ひたすらやって汚れを落とそうとしています。
大丈夫?って声を掛けたくなりますよね(*^O^*)

十分な量の次亜塩素酸水で表面をヒタヒタに濡らす

これを信じている人は現場の人ではありません。
現場では、濡れ性を利用します。

乾いていると水を弾く性質を持っています。
誰でも知っていますよね!
だからヒタヒタになるまでシュッシュしていたら、「大丈夫ですか?何か嫌なことでもあったんですか?」となります。

しっかりやりたいなら、一度シュッシュして拭いてからもういちどシュッシュします。
濡れ性を利用すれば、カンタンに薬液が表面に乗ってくれます。

これは全開の記事で肌の話をしましたよね!
肌が保湿していれば、クリームがのびてしっかりと浸透もしてくれます。

普段はシュッシュでかまいませんが、しっかり除菌したいときはシュッシュとやってから一度拭きます。
そうしたら濡れ性が出ますので次のシュッシュはしっかり乗ります。

ヒタヒタは現場を知っている人ならやりません。
科学を使える人も、こういう話は笑い話です。

少し時間をおき、きれいな布やペーパーで拭き取る

いかにも素人さんだなあと思えます。

除菌とは、すべての常在菌や非常在菌を死滅させ、すぐに常在菌を戻せるように考えます。
菌やウィルスをすべて殺してOK的な考えは素人です。

私たちの日常生活も健康面も、無菌状態が良いわけではありません。
除菌で考えるのは、「病原菌などの非常在菌を除去したい」ということです。

シュッシュして薬液が当たれば菌やウィルスは壊れますので、わざわざ待っても意味はありません。
面倒くさいならすぐ拭き取っちゃえばいいです。
そうすれば、菌やウィルスは薬剤と一緒に布やペーパーに付きますから。

20秒待て!というのも、これも次亜塩素酸水に悪い印象を持たせたいからですね。
20秒じっと待っていたら、アホですよ(*^O^*)

本当は拭き取る必要もないんですが、濡れたままだとほこりが付いたりカビが発生したり、濡れちゃうのも嫌ですしね。
そういうことで拭き取るだけです。

薬剤を布巾に吸わせてから拭くのはダメ!

これはアルコール消毒液でも次亜塩素酸水でも同じ事なんですが…
薬剤を布巾に染み込ませてから拭くというのは、これは間違っています。

これ、薬剤を塗り広げたいからやるんだと思いますが…
これは洗浄でおこなうことで、消毒や除菌でおこなうことではありません。
汚れに薬剤を染み込ませつつ拭き取るということですよね。これは汚れ落としです。

これをね、アルコール消毒液でやっていた学校があったんで…
消毒とか除菌というのを家庭科とかでやればどうかな?と思います。
今度から「投資」が家庭科の授業でされるそうですが、先に消毒とか除菌じゃないかなあ…
コロナでも、感染予防よりGotoキャンペーンが優先されたのは、まあそういうことなんでしょう…

消毒液を塗り広げるなら、布巾1枚に対して1回きりです!
だから、おしぼりやお医者さんが脱脂綿に浸けて使う消毒や除菌は効果を出せます。
拭き掃除の布巾やペーパーで1回で終わりなら、掃除が終わるまでに数百枚とか数千枚用意しなければいけません。

スプレー噴霧できるのは次亜塩素酸水だけ!

「空中に消毒液を噴霧してはいけない!」


これは動力噴霧器(エンジン付き噴霧器)で噴霧している様子です。
人体に毒性の強い農薬を噴霧する場合は、防護メガネ、防護マスク、防護服が必要です。
でも、これは次亜塩素酸水ですので防護服などは必要ありません。
女性スタッフが軽装でマスクもせずに噴霧してもまったく安全です。
(次亜塩素酸水100ppmの噴霧です)

手動噴霧器というのもあります。
エンジンやモーターの動力を使わず、手動で圧を出して噴霧します。

動力噴霧器と比べてパワーはありませんが、それでもしっかり噴霧できます。
これで農薬を噴霧する場合も防護メガネ、防護マスク、防護服が必要です。

これはスプレー式噴霧器です。
動力噴霧器・手動噴霧器・スプレー式噴霧器、どれも噴霧器です。
次亜塩素酸水の空間噴霧で使う超音波噴霧器も噴霧器です。

すべて噴霧器です!
この噴霧器の噴霧は、「空中に噴霧する」ということではすべて同じです。
空中、空間に噴霧しない噴霧器なんてあり得ませんよね!

農薬の場合は、防護メガネ、防護マスク、防護服を着用し、他に人が居ないことや人々の生活空間ではないことを確認して噴霧できます。
消毒液の場合も、外国などのニュースでは真白な防寒服を着て消毒液を噴霧している様子が写っていたのを知っていると思います。

人々が居る場所、生活空間では消毒液や農薬を噴霧してはいけない!

ということです。
これは動力噴霧器・手動噴霧器・スプレー式噴霧器・超音波噴霧器、すべて同じです。

でね、変なことを言う「エセ科学を許すな科学者」がいました。
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加湿器に入れるなどして人が常時噴霧と,物に振りかけるスプレーボトルの利用や,マスク着用などをして噴霧器で物に振りかける時に,微量吸い込む可能性があることを一緒くたにする。
よくある詭弁。たとえば消毒用アルコールの場合は,手指用のスプレーボトルで吹いても,吸入する量はごくわずか。一方,推奨されない使い方である「空間噴霧」は,加湿器などに入れて数時間の単位で人が吸入するような使い方を意味している。
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このほうがとってもエセ科学(*^O^*)というか、詭弁…
まあ、科学を現場で使うことはしないでしょうから仕方ないかな?

時間単位の薬液噴霧量は、噴霧される粒子の大きさが大きく関係してきます。
動力噴霧器 > 手動噴霧器 > スプレー式噴霧器 > 超音波噴霧器
これが正解です。
手動噴霧器を超えるスプレー噴霧器もありますので、スプレー噴霧だから安全などあり得ません。
目に見えるミストで危険だあ!は、とっても素人さんですね。

でも、厚労省すら間違っています。

スプレー噴霧器も空間噴霧なので、これが正解ならファブリーズもリセッシュもアウトです!
本当はそうなんです!
でも、私はファブリーズもリセッシュも次亜塩素酸水も良いモノだと思っています。

ダメなのは悪代官と越後屋の思惑だけですね!

これがダメということです。
これは消毒液の空間噴霧に当たります。

でもね、法的にもWHO的にもダメなんですが、私は今はコロナ禍なので構わないと思います。
普段はやるべきではありませんが、有事です。

ただ、

スプレー噴霧は危険なんだ!だから、アルコールをスプレー噴霧するならしっかり安全確認すること!

科学を使えない人はスプレー噴霧の危険性を知りません。
アルコールをスプレー噴霧するなら、マスクと手袋をしっかり着用しましょう!

次亜塩素酸水であれば、ウチと同じく普段着で全身ビチョビチョになるまで噴霧しても全然大丈夫です(*^O^*)
動力噴霧器は1時間程度で500Lほど噴霧しちゃいますので…

もちろん、アルコール消毒液をこの動力噴霧器で噴霧したら…
どうなるんだろう?
少なからず、私らは生きていないし、植物はすぐに枯れるし、火がついたら大爆発かな?

次亜塩素酸水なら100ppmを1時間で500L噴霧しても、ダニさえ死なない(*^O^*)
もちろん、スプレー噴霧はとっても安全です!

噴霧しての拭き掃除は次亜塩素酸水を使いましょう!