理想論ではうまくいかない現場の現実

新型コロナウィルスの正体が判明し、明確な感染対策が用意されているのならそれをすれば済みます。
感染者数が増えることもなく、パンデミックの脅威は収まるでしょう。

しかし、今はなにもわかっていません!

現場はコロナ対策だけを考えていくだけでは済みません。
さまざまなリスクに対しての対策を積み上げながら現場を動かしています。

たとえば…
コロナ対策で換気が言われたとしても、コロナ以前より日本はアレルギー大国です。
花粉症患者は国民の半数に達する勢いです。

コロナ対策として、窓を開けて換気できますか?

感染症はノロウィルスやレジオネラ菌も脅威です。
アルコール消毒液ではノロウィルスに効果を示すことはできません。

次亜塩素酸水は必要ありませんか?

アルコール消毒液による手荒れの相談が増えてます。
アルコール消毒液は医薬品扱いなので手指消毒になります。しっかり手指の消毒ができます。
でも、手荒れすれば手指消毒するたびに激痛ではありませんか?
この激痛を「根性で耐えろ!」なんて強要していませんか?実際にそういう現場がありました。
激痛を伴うのであれば手指消毒がいい加減になって消毒できていないというヒューマンエラーが起こります。

アルコール消毒液の強要をしていませんか?

「マスク・手洗い・3密を避ける・換気」で本当にコロナ感染は防げるのでしょうか?
とても原始的で単純な方法です。
日本は太平洋戦争時、気合いと根性があれば竹槍でもアメリカに勝てると信じ込んでいました。
疲弊しいろいろ奪われていても、「欲しがりません勝つまでは!」で耐えていました。

病院までクラスターが発生しているのに、本当にコロナに勝てますか?

机上ではこうすればいい、ああすればOK、こうでなければいけないと思えても、現場ではそうはいきません。
1+1は2にならず、5になることもマイナスになることもあります。

言うは易し行うは難し!

適当に理想ばかり並び立てられても、困るのは現場です。
最後は根性論で押しつけられるのは、いつも現場の末端です。

総合的な判断とリスク管理による省力化が急務

現場はすでに疲弊していますよね?

でも、感染者数は増えています。
さらに疲弊するように追い込まれます。

もう、理想論に振り回されるのはやめませんか?

ただでさえ混沌としている医療現場や介護現場にコロナ対策で消毒清掃作業がのしかかる…
次亜塩素酸水アンチが次亜塩素酸水の空間噴霧を許さず、地獄の拭き掃除を強要する
現場環境はそれぞれ違うのに、知ったかぶりが十把一絡げでモノを言ってくる

現場を疲弊させているのはコロナではありません。悪意です!

現場では、効果を上げていくことと同時に効率化や省力化も考えていきます。
いくら理想論を唱えても、現場が疲弊したりヒューマンエラーを頻繁に起こすようなやり方だと逆効果です。

最悪の現場は「丁稚奉公システム」ですね。
なんでもかんでも下のモノに押しつけ、訳のわからない根性論や修行?で済ませてしまう。
そういう悲惨な現場がまだまだ多いのも、日本の残念なところです。

そして、理想論の一番残念なところは、総合的な判断、リスク管理ができないところです。

コロナ対策で換気すれば、次は花粉が入ってきます。
丁寧な拭き掃除はとても大事ですが、やり過ぎれば疲弊し続かなくなります。
効率よりも効果を優先しても、効率が悪いとヒューマンエラーを増長させます。

理想論は現場には居ないので、そういうことがわからないのです。

現場は駆け引きの世界です!リスク管理も駆け引きの世界です!

この言葉が理解できる人が現場を仕切らなければ、コロナ対策を本気でやっている現場は地獄と化します。

本気で対策して地獄を見ますか?
それとも、手を抜いて感染は仕方ないと考えますか?

それとも…

効率よく省力化させ、それでいて効果を上げていく感染症対策に切り替えませんか?

選択するのは個人、その企業の自由です。