変わることのない構造

ダイキギョウニアラズンバヒトニアラズ…

本当はあまり言いたくはないんですが、ちゃんと伝えないと…
悪代官と越後屋…
癒着したって別にかまわないんですが、どうして弱いモノに刃を向けるのか?

農薬 VS 無農薬
電解式次亜塩素酸水 VS 2液方式次亜塩素酸水
アルコール消毒液 VS 次亜塩素酸水

書き換えますと

既得権益 VS 小規模企業
既得権益 VS 小規模企業
さらに大きな既得権益 VS 中小企業

効果とか安全性とかはハッキリ言って私ら小さいところは考慮なんてされません。
金が正義、天下りが正義なんでしょう。

いいですか、ここがポイント!
私たちが行政に何を言っても、答えはワンパターンです。

効果があるとは言い切れない!
安全だとは言い切れない!

なにをどれだけやっても、こうやって突っぱねてきます。
今回の次亜塩素酸水に対する行政の言い方もこんな感じですよね。最後はとぼけています。

これね、なにをどうやったってもう仕方ないんです。
既得権益のために動いているから、いくら安全でもいくら効果があっても受け入れないんです。

実際にあった農水省との話

私の専門は有機栽培、無農薬栽培です。

植物栽培においては、感染症対策や害虫対策は欠かすことができません。
ですから、病害虫対策において次亜塩素酸水を活用すべく研究開発を行ってきました。
今では、「農薬を使わないと育たない」と言われていたバラ栽培はもちろんのこと、イチゴやトマトなどでも有機栽培、無農薬栽培を実現させています。

有機栽培の目的は、自然保護・生態系保護・人々やペットへの安全のためです。
ブランドとかは興味ありませんので、JAS有機は必要ありません。

私は有機栽培、無農薬栽培を広めていますが、農薬反対派ではありません。
農地で農薬を規定通りに使うのであれば、それは構わないと思います。
ただ、住宅地や公園、人が居る場所や人が暮らす場所での農薬使用は反対です。

私はガーデナーさんを中心に次亜塩素酸水を使った有機栽培・無農薬栽培を広めていたところ…
農水省から行政指導が来ました。

「植物の病害虫対策は農薬を使わないといけない。次亜塩素酸水を使うのは農薬取締法違反になる」

とのことです。
でも、「農薬」です。字のごとく、農で使う薬が農薬です。

「農薬は農業で使う薬であって、庭や公園での植物栽培は農業ではない!だから、農薬取締法を当てはめるのはおかしい」

と反論しました。

そうしたら、

「人間が植物栽培することはすべて農業と見なす。だから、病害虫対策はどこであっても農薬を使用しなければいけない」

と、こう言われたんですね。
「指導通りにやらないなら行政処分もあり得る」って脅されました。

ここ、農薬 VS 無農薬のところです。 

こういうやりとりがある一方…

同じような時期に、「特定防除資材」という制度が設立されました。
農薬以外でも病害虫防除で使って良いモノを特定防除資材としたんですね。

ここで選ばれたのが、次亜塩素酸水、重曹、食酢なんです。

次亜塩素酸水が特定防除資材として入っているんですね!
でも、ご丁寧にこう付け加えています。
「塩酸または塩化カリウムを電気分解したモノに限る」と…
つまり、電解水のみとしたわけです。

ここ、電解式次亜塩素酸水 VS 2液方式次亜塩素酸水のところです。

守るものがすり替わってしまっている法律

驚きだったのが、木酢液が特定防除資材にならなかったことです。
植物栽培をしている人ならよくご存じの木酢液ですが、なんと特定防除資材から外されました。
でもねえ、非難が出るのを恐れて変な位置づけにしてましたねえ…

でね、ここでわかることがあります。

農薬取締法というのは、制定当時は農家さんを守るための法律だったんです。
ですが、いつの間にか農薬に関する既得権益を守るための法律にすり替えられてしまいました。

特定防除資材は世界レベルで農薬規制が厳しくなったので、それをかわすために制定されたのですが…
次亜塩素酸水、重曹、食酢はどれも大手企業、つまり既得権益です。

一方、2液方式の次亜塩素酸水や愛用者の多かった木酢液は小さい業者ばかりなので行政から蹴っ飛ばされました。

ここ、既得権益 VS 小規模企業の典型です。

そして今回のアルコール消毒液 VS 次亜塩素酸水です。

ただ、現場はいずれ正しい方向に動きます。
正しい効果と正しい安全性は現場で起こるので、やがては正しいほうが実績を積み上げます。

正しい方向を見据える

「農薬 VS 無農薬」は、世界レベルで農薬規制がかかっています。
農業ではともかく、住宅地や公園での農薬使用はしてはいけない方向に日本もなっています。
「人間が植物栽培することはすべて農業と見なす」は通用しません。

「電解式次亜塩素酸水 VS 2液方式次亜塩素酸水」も答えが出始めています。
塩酸または塩化カリウムを電気分解した次亜塩素酸水ですと、濃度が足りないですしあきらかにパワー不足です。
しかも、農家さんは費用対効果などまず出ないです。
大量の次亜塩素酸水を素早く生成し、費用対効果がしっかり出せないと農家さんは使えません。

それにも増して…

こういう悪意が、日本の自然保護・生態系保護を大きく遅らせています!

農薬で苦しむ人たちから、安心・安全な選択を強制的に取り上げます!

私たちはいつも行政に歯向かっているので、非国民扱いです。
「儲けやがって、このヤロー」と思われてしまいます。

でも、よく見てください!

一番悪いのは、悪代官と越後屋ではありませんか?

農薬で苦しむ人々、日本の自然や生態系は今も破壊が続いています。
そして今はコロナ感染が拡大中です!
現場は疲弊し、それでもなんとかしようと踏ん張っているのに、次亜塩素酸水を取り上げようとしました。

悲しいかな、これが日本の現場で起きている事実なんです。